本来の目的とは違う使われ方をしているライト類について

シグナリング

 クルマのライトには色々な種類がありますが、それぞれ目的が決まっていて、それに合致するように法律で配光性能が決められています。実際はその目的とは異なる用途で、ライトの光を用いたコミュニケーションが自然発生的に行われているケースがあります。例えば、ハイビームを点滅させるパッシングや、サンキューハザードが有名ですよね。ここでは本来の目的とは違う使われ方をしているライトの事例をまとめました。

  • 道を譲るとき(例:対向右折車に進路を譲る、合流時に自車の前を譲る等)
  • 道を譲って欲しいとき(例:高速道路で遅い車にどいてもらいたいときなど)
  • 道を譲りたくないとき(例:対向右折車の無理な右折や、合流時の無理な割り込みを制する等)
  • 感謝の意思を伝えるとき(対向車に進路を譲ってもらった場合など)
  • 前照灯が眩しいことを対向車に警告するとき
  • 前照灯の消し忘れや点け忘れを対向車に知らせるとき
  • 無理な割り込みや停車、一方通行を逆走してくる車などに対して抗議するとき
  • 発見した異変(何らかの危険や交通取り締まりなど)を対向車に知らせるとき
  • 旅客運送車両が、車内で発生している喫緊の事案(バスジャックなど)を車外に知らせるとき
  • 歩行者の存在を知らせるとき(横断歩道など)
  • 自動車レースでは、オーバーテイクを行うことを先行車に伝えるとき
  • 高速走行中であることを前方のクルマに伝えたいとき(アウトバーンの追い越し車線を200km/h超で走行するときなど

 (ハイビームと同じ)

  • 道を譲って欲しいとき(例:高速道路で遅い車にどいてもらいたいときなど)
  • 大型トラックがエンジンブレーキを後続車に伝えたいとき(例:右ウィンカー)
  • 後続車に対して感謝の意思を伝えるとき(道を譲ってもらったときなど)
  • 路肩に駐車をしようとするとき(欧州ではウィンカーが主流)
  • 前方の渋滞を後続車に伝えるとき(渋滞の最後尾についたときなど)
  • 何等かの理由で徐行せざるを得ないとき(大雨や濃霧等の悪天候時や故障車を牽引するときなど)
  • 一緒に走行していた仲間や友人のクルマと別れる時
  • ヘッドライトに加えて明るさを増やしたいとき(欧州では好天時使用禁止)
  • ヘッドライトの代わり
  • 前方の赤信号や渋滞による減速を後続車に確実に伝えたいとき
  • 前照灯が眩しいことや、車間距離が短いことを後続車に警告するとき

 ライトが目的以外に使用されるケースは数多くありますが、国によっては警察が厳しく取り締まりを行うことがあります。例えばフォグランプを霧が出ていない状況で点灯すると、欧州や米国では高い確率で捕まり、100ユーロ超、又は100ドル超の罰金を科せられます。日本では違反と判断されないので、ヘッドライトよりもフォグランプを多用している人さえいますが、リアフォグランプが装着されていると連動して点灯してしまうため、後続車に迷惑をかけてしまいます。警察には取り締まりを強化してほしいと思いますが、願わくばカーメーカーさんには霧の有無を自動で検知して、フォグランプを自動で点灯、消灯するようにしてほしいと思います。

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